プロアングラー/ルアーデザイナー・加藤誠司のオフィシャルサイトです
気ままに綴るフォトブログ
大晦日の琵琶湖
2010年、今年もいろいろな事がありました。
シーズンはじめの 3月、野村ダムでビックフィッシュ賞受賞。ルアーフリークでは 3.5ポンドラインで自己最大67.5cmのビックフィッシュを釣 り、JBトップ50檜原湖戦では優勝することができました。11月のバサーオールスタークラシックでは、ソウルシャッドだけで4位入賞。応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。また、アメリカのBASSのエリートシリーズでは2週連続でマーシャルを経験。6人のエリートプロの釣りを間近で見、アメリカのプロのルアーに対する考え方をあらためて確認できました。
さらにHOOTERSのスポンサード、株式会社シマノとの業務提携の締結、新製品の開発…と相変わらず忙しい日々。そして念願 の加藤誠司倶楽部のオープンと思い出深い年となりました。
年末の雪で思い出すのは、大晦日に琵琶湖に通っていた25年ほど前。
北湖で雪の中、カヌーで釣りをしていました。この時期になると釣り人の数も少なくなり、釣りをしているのは私たち数人くらいでした。凍える手でルアーをキャストすると、当時ではビックフィッシュの50アップが嘘のように釣れていたので毎年のように通っていました。その頃ハマっていたのは、ツインティーズのリザードに10gのジグヘッドを付けて水深4mくらいをスイミングさせる釣り。夕方の一時で50アップを28本仕留めたこともあり、最大魚は57cmで当時の私の記録でした。
トーナメントに今以上にのめり込んでいた頃は、魚探だけかけて大晦日を過ごしたことも。仲間と年越しソバを探して琵琶湖の周りを行ったり来たりしたのも、バス釣りばかりして30年、いろいろな出来事のすべてが今の私のもの作りの糧に成っています。
今日の琵琶湖を見て「釣りに出たらメチャクチャ釣れるだろうな~」って思える、単純な釣り好きがいつまでも続くように頑張りたいと思います。この釣り好きの感覚がすべての原動力ですからね。
皆さん良いお年をお迎えください。
スマートフォン
防水のスマートフォンが発売されました。
これなら、万が一取材中に水の中に落ちても大丈夫かも・・・ということで、今使っている携帯を機種変更することにしました。といっても、予約受付してもらえただけで、手元に届くのはいつになるのか(たぶん2月?)分からないそうです。受付の方の話では、予約をできるようになっただけでもまだましで、発売当初は店の前に列ができ、予約することもできなかったそうです。スマートフォンって凄い人気なんですね~。まるで15年前のルアーブームの時に、メーカー出荷日に店の前に列ができていた頃を思い出してしまいました。
どれも釣れるけど
バージョン20番のクランクベイトに喰ってきたバスです。
プロトタイプを釣り場で試すとどれも良く釣れるのですが、製品化となると決め手に欠けています。このクランクベイト構想から4年になりますが、未だに悩む今日この頃。とにかく凄いクランクを作りたい。何が凄いのかは企業秘密系なので、こだわっているポイントは書けませんが、形にしたプロトはこれで40個目くらい。
でも、まだ。
正月中にさらに少し変えて試そうと思っています。
栄光という名の・・・
今月号の雑誌で発表するまで公開できなかったポイズン グロリアスですが、手元にあるモデルの写真を撮ってみました。全体のデザインはブラック&シルバーにレッドを組み合わせたもので、ロッドにはシマノロゴとジャッカルマークが入ります。特徴的なフォアグリップはアルミの切削もの、リールシートはCI4素材でパーフェクションシートを改良した新型です。
グロリアスは、多くのロッドにありがちな「パワーや感度を、ブランクを硬くすることでだす」という作り方ではなく、シマノの最新のテクノロジーで「柔軟さの中にパワーを持たす」という技法で製造されます。魚を掛けてから逃さない柔軟な「しなり」があり、かつ溢れるパワーと粘りを感じるロッドです。実は、檜原湖のトーナメントで優勝に大きく貢献したラージマウスバスもグロリアスのプロトで仕留めた魚です。
ポイズン グロリアス誕生
今月発売のルアーマガジンに、ポイズン グロリアスの誕生までの軌跡を追ったDVDが付録として付いています。その名も「ジャッカル×シマノ真相報道 CROSSOVER REVOLUTION」
バスロッドがどのように作られて行くのか?
何を求めたのか?などなど見てもらえると思います。
また、このDVDには今まであまり明かされることが無かったロッド工場の様子も収録されているので、見どころ満載です。
プロ登録
年に一度のJBプロ登録の日がやってきました。
この申請用紙と共にエントリーフィーを納めることで、来年1年間のプロトーナメント出場権が確定します。うっかり忘れてしまうと、ゼッケン番号が後ろへ下がったり、出場できなくなってしまいます。
知ってました?
コレ、何だかわかりますか?
今回の取材で活躍した、ハンドコンタイプのエレキ。写真は分解して車に積む前の状態です。
助手席の後ろのスペースに折りたたんでしまえる程に小さくなります。なんと、バッテリーはリチウムイオンでこの写真の中にあります。
さらにビックリなのがこのエレキのパワー。2馬力もあります。モーターガイドのツアーエディション
36ボルト仕様と同じだけの力が出るのです。あの重たいバッテリー3個持つ必要もなく、このコンパクトさは魅力です。皆さん、知ってました?
撮影
今日は四国で3D動画の撮影をしていました。写真は、宿で映像の確認をしているところです。なにせ世界初の機器を使った挑戦なので、なかなかイメージ通りにならないので手こずっています。実際に湖で釣りをしているシーンをTVで見てみると、私が乗っているボートが切り絵になって浮いているような感じだったり、釣れた魚をいつものようにガバッとカメラの前に突き出すと、それがTVではバスが飛び出して見えたりしています。
まだまだ3Dはハシリなので、これからもっとノウハウが蓄積されないと迫力のあるシーンを作るのは難しい感じです。