プロアングラー/ルアーデザイナー・加藤誠司のオフィシャルサイトです
気ままに綴るフォトブログ
休み明け
JACKALLは今日が仕事初め。
休み中に作ったASKA50の動きの再現性のテストを中心に、正月中に思いついた
ルアーを開発スタッフと「ああだこうだ」言いながら水槽で評価していました。
私一人しかいない時は、水槽の横から動きをチェックしたり、遠くにいるバスが目で追っているかなどは
わからないので、ここぞとばかりに「どんな感じ?」とあれこれ確認していました。
そんな時、思いついたルアーの中に一つだけ強烈にバスが反応するルアーがあってスタッフとしばらく大盛り上がり、結局遅くまでルアー談義となりました。
早くフィールドに出て使ってみたい。寒いだろうけど・・・。
積雪
今日は少し雪が降りました。
1年前のお正月は大雪でしたので、3日遅れの積雪です。
こんな日は、水温が下がった水槽の中でバスはべったりボトムにはり付いてじっとしています。
同じように湖の魚たちも動かないんです。時間帯や光の加減で魚が動く時しか釣れない、むずかしい期間になりました。これから2ヶ月は取材もテストも厳しーくなりそうです。
作り初め
金型製作を依頼していたASKA50のトライ1(金型を作って初めて成形機で射出した成型品)が届いていたので、今日さっそく組み立ててみました。
金型屋に出す前の、削り出しプロトモデルの最終版と比べながら拡大鏡を使ってアイのポジションを決めたり、ウエイトの位置や重さを微調整します。
量産のルアーを完成させる作業の中で、最も難しいのがこの作業。料理でいうと最後の味付けみたいなもので、ちょっとしたことで魚が喰ったり喰わなかったりするので、今までの長い経験が生きるところなんです。
水槽の中のバスの反応(目でルアーを追うとか、ピクっと動いたりするなど様々な動き)を見ながらその場で微調整してはスイムテストして、結果が良ければさらに再現性があるかどうかを調べるために同じようにいくつか組み付けして試すことを繰り返すのです。
年始は電話もかかってこないし、一人でじっくりと考えながら調整して過ごすことになりそうです。
魂こもるかな〜
カタログ校正
来年のカタログの文字校正をやってます。
普通ならもっと早くに終わらせるのでしょうが、ジャッカルの場合、新製品の出来上がりを可能なかぎり待って掲載しようとするので、自ずとスケジュールがタイトになってしまいます。社員は迫る締め切りに追われて残業しているようですが、それでも以前よりは余裕をもたせたスケジュールになっています。10年ほど前、私が直接カタログ作成にタッチしていた頃は、1月10日を過ぎても新製品ルアーの3Dデーターを作っていたこともあったし、間に合わない時は3Dのレンダリング画像をカタログに載せたこともあったくらいですからね。懐かしいなぁ。
新製品
ジャッカルロッジのプレオープンパーティで展示された新製品の一部。
コンセプトモデルからほぼ完成した製品まで多数を公開しました。
一番右に置いてある川島プロが開発しているワームと、写真中央の台の上にある山木プロのスモラバが個人的には凄く興味ありです。早く試合で使ってみたい。
定期検診
今日は定期検診、胃カメラの日でした。
胃カメラは、のどを通る時に嘔吐くので本当はあまりしたくないのですが、
食道の入り口にポリープができやすく検診を受けないと安心できないので仕方ありません。
今回は、医師から鼻から入れる方法もあって、私のように嘔吐く人には「鼻から入れる方が楽だから試してみては?」と言われました。さらに「鼻から入れると話すこともできるから良いですよ!」と奨められたので、鼻からの挿入に初挑戦しました。
鼻からギュギュギュって擦れて入って行く感じは痛くて辛いものがありましたが、カメラが胃の中に入ってからは確かに楽で、嘔吐くこともありませんでした。口からも鼻からもどちらも歓迎できませんが、どちらかと言えば次回も鼻からカメラにしようと思います。
検査の結果は特に問題なしでよかったです。
白いテストロッド
キャストした時のしなりの軌道やねじれを、ハイスピードカメラで撮影して分析する為に、視認性を重視して白く塗られたポイズングロリアスです。
今回の撮影のポイントは、「スパイラルXという技術が使われている竿と使われていない竿の差を分かるようにしたことです。来月末にはDVDで公開されるので楽しみにしてください。
気が気でない
ロケが終わった後の二日間は、業界関係の会議と忘年会に参加していました。
しかしここへきて、滋賀県の琵琶湖レジャー利用適正化審議会に『ワーム使用の禁止を求める意見書』が提出されたという情報が入り、状況説明や業界としての対応に追われています。この手の話になると、必ず私のところに話が回ってくる構造はずっと変わらないんですよね。忘年会している場合じゃないって。