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WIRE BAIT
ワイヤーベイトの中で最もポピュラーなルアーはスピナーベイトだろう。1915年に発明されたオーバーヘッドブレードスタイルのスピナーベイトは、その姿を大きく変えることなく現在に至っている。もちろん、ブレードの種類がコロラドタイプやウイーロリーフ、インディアナタイプになったり、シングルブレードがダブルタイプや5枚ブレードのものなど多数のバリエーションが発売されているが、基本は同じである。スピナーベイトも当初はアメリカからの輸入物がほとんどだったが、1980年代後半から国産スピナーベイトが台頭してきたように記憶している。
スピナーベイトは、フック、スカート、ヘッド ワイヤー、クレビス、スイベル、ブレードというパーツで構成されていて、性能の善し悪しを決めるのはブレードとボディとのバランス。特にブレードは魚が、直接好きか嫌いかがはっきりするパーツだ。それゆえに各社がオリジナルブレードを作って成果を出すために努力している。ブレードは、板の厚みや形状で回転した時の開き具合や抵抗が決まり、回転している時の水の切り方やブレードの後ろにできる水の渦が釣果に影響を与える。また、ダブルブレードは前後のブレードの回転スピードが異なり、なかには前のブレードが後ろのブレードの2倍回転するものも存在する。この回転の違いは複数のベイトが逃げ惑っているように勘違いさせることにつながっているようだ。バスは何故スピナーベイトのヘッドとスカート部分にヒットするかというと、バスはステイブルでボリュームのあるものに喰いつくという習性があるからだ。
またバズベイトもポピュラーなワイヤーベイトだ。ルアーを水面に浮かび上がらせる為のバズ用ブレードは、1979年に特許が申請されて長い間同じ形のブレードを各社が使ってきた。バズベイトのブレードは特許技術と認められたくらい特徴があり、水面をかき混ぜる独特の音がバスを狂わせる。すでに特許は切れたためオリジナルのものが増えてきていて、最近ではブレードとヘッドやアームと当てて大きな音を出すクラッカータイプのものも人気がある。
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