WORM

1960年代にアメリカで登場したプラスティックワームは50年の歳月をかけて進化してきた。最初のワームはストレートワームだったが、その後カーリーテール、ツインテール、シャッドテールなどテールに多様な変化が現れ、形状もクロータイプ、グラブタイプ、ホッグタイプ、リングワームなどなど多岐にわたって作られている。1970年代、プラスティック素材は硬く使い辛いものが多かったがスーパーソフト素材の登場で使用感も良くなり、ラメ、塩、においのエキス、味のエキスを入れるなどして様々な改良が続けられている。使い方もテキサスリグ、キャロライナリグをはじめ、スプリットショットリグ、ジグヘッドリグ、常吉リグ、ネコリグ、ノーシンカーリグ、ジグヘッドワッキーなど新しい釣り方も登場した。これらのリグに合わせてそれぞれに特徴あるワームが各メーカーの思いで作られている。またワームは素材加工のしやすさから、ハンドポワードワームというのも一時ブームになったこともある。もともとはカルフォルニアのクリアーレイク向けにローカルアングラーが手作りしていたものが広まったのだが、日本のクリアーレイクにもマッチしていたため人気が出たのだ。

ワームを選ぶとき、基本はマッチザベイトの考え方で使えば良いのだが、本当にこんな形が餌に見えるのか？と思うようなものが良く釣れたりするので、ルアーとしてまだまだ新しいものが生まれる可能性の高いジャンルだと思う。